東京ディズニーランド・ディズニーシーのチケット(パスポート)の「値段の推移(値上げの歴史)」と値上げの理由

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2019年10月の消費税増税に伴って、「また」値上げされた東京ディズニーランド・ディズニーシーのパークチケット(パスポート)ですが、すでに2020年の値上げについても発表されています。

「これでは別の意味で夢の国になってしまう・・」というファンの悲痛な叫びも聞こえてくる中ではありますが、このチケット、以前はいくらだったかご存知ですか?

こちらのページでは、東京ディズニーランド開園から現在までのパークチケットの値段の推移を、値上げの年にどんなことがあったのかという推移も見ながら、ご紹介していきましょう!




東京ディズニーランド(TDL)・ディズニーシー(TDS)のチケット(パスポート)の値段の推移(値上げの歴史)

東京ディズニーランド・ディズニーシーのチケットは、東京ディズニーランドの開園以来、数年に一度、多い場合では毎年のように、価格改定(値上げ)が行われてきました。

その推移をご紹介します。

【最新!】次の値上げはいつ?いくらになる・・?

2019年10月の消費税増税に合わせてパークチケットが小幅に値上げされた直後ですが・・

なんと!またまた値上げが発表されています。

しかも、次なる値上げは1デーパスポート(大人)が8200円!(+700円)という、前代未聞の大幅値上げです!(小人価格は据え置き)

値上げの日は2020年4月1日で、この日以降に購入したチケットが対象となります。

なお、入場が4月1日以降でも、3月31日までに購入したチケットであれば、元々の値段で入場できます。

1デーパスポートの値段の推移(値上げの歴史)

1デーパスポートの値段は、開園当初、なんと、3,900円!でした!

2019年には7,500円となっているので、36年で1.92倍になったことになります。

  • 1983年:3,900円
  • 1987年:4,200円(+300円)
  • 1989年:4,400円(+200円)※消費税3%導入
  • 1992年:4,800円(+400円)
  • 1996年:5,100円(+300円)
  • 1997年:5,200円(+100円)※消費増税(5%)
  • 2001年:5,500円(+300円)
  • 2006年:5,800円(+300円)
  • 2011年:6,200円(+400円)
  • 2014年:6,400円(+200円)※消費増税(8%)
  • 2015年:6,900円(+500円
  • 2016年:7,400円(+500円
  • 2019年:7,500円(+100円)※消費増税(10%)
  • 2020年:8,200円(+700円‼)
  • 2021年:7,900円〜9,400

年間パスポートの値段の推移(値上げの歴史)

東京ディズニーシーの開園は2001年で、ディズニーシーの年間パスポートと2パーク共通の年間パスポートは、2003年に初めて登場しました。

以下では、「1パーク年間パスポート・2パーク年間パスポート」の順に値段を表記します。

  • 1988年:25,000円
  • 1992年:31,000円(+6,000円)
  • 1996年:35,000円(+4,000円)
  • 1997年:35,700円(+700円)※消費増税(5%)
  • 2001年:40,000円(+4,300円)

~2003年:東京ディズニーシー年間パスポート、2パーク年間パスポート(75,000円)発売~

  • 2006年:45,000円(+5,000円)・75,000円(±0)
  • 2011年:52,000円(+7,000円)・80,000円(+5,000円)
  • 2014年:53,000円(+1,000円)・82,000円(+2,000円)※消費増税(8%)
  • 2015年:59,000円(+6,000円)・86,000円(+4,000円)
  • 2016年:63,000円(+4,000円)・93,000円(+7,000円)
  • 2018年:61,000円(- 2,000円)・89,000円(- 4,000円)
  • 2019年:62,000円(+1,000円)・91,000円(+2,000円)※消費増税(10%)
  • 2020年:68,000円(+6,000円)・99,000円(+8,000円)

現在とはアトラクションやショー、パレードが違うとはいえ、ディズニーランドの年間パスポートが25,000円だった時代があったなんて、改めて見てみると驚きです・・!

なお、年間パスポートの値段は2018年に一度だけ「値下げ」されていますが、この時、初めて「年間パスポート使用不可日」の設定が始まったのです。

「365日入園できる」ところから、「混雑が予想される日は入園不可」に変更されたことで、値下げとなったのでした。

年間パスポート使用不可日については、こちらのページでご確認ください。

東京ディズニーランド(TDL)・ディズニーシー(TDS)のチケット(パスポート)の値上げの理由

ご紹介した通り、ディズニーランド・ディズニーシーのチケットは、開園以来、基本的には値上げを繰り返してきました。

消費税の導入・増税の年に、消費税分を回収するため値上げしている他、新アトラクションの建設などの資金集め、あるいは、混雑緩和を見込んで、時々値上げされています。

消費税増税の際の値上げは1デーパスポートの場合100円か200円と小幅で、それ以外の年は300円~500円の値上げでした。

特に、2014年からは3年連続で値上げが実施され、値上げ前に比べて、なんと合計1,200円も上乗せされました・・!

全国のディズニーファンの皆さんの心中をお察しします・・。

次の値上げは2020年!値上げ理由は・・

2019年10月に続く値上げは、2020年4月と決まりました。

東京ディズニーリゾートは、値上げ理由には言及していませんが、これまで「新施設のオープンやエンターテインメントプログラムのリニューアル、ゲストの利便性を向上するITなどを導入し、テーマパークの価値向上に努めて」きたとしています。

確かに、東京ディズニーランドやディズニーシーでは、以下でご紹介する通り、近年新しいエリアの開発や新アトラクションの導入に積極的ですし、どんなに人気のあるショーやパレードも、時には新しいプログラムと入れ替えたり、内容を変更したりしてきました。

また、公式アプリや、ファストパスをオンラインで取得できるサービスも好評です。

さらに、「今後もこれらのハード面の取り組みに加え、人材力の強化によるホスピタリティ力とオペレーション力の向上など」を目指すとしています。

チケットの値上げによって得た収益で、人材育成にもさらに力を入れるということですね。




東京ディズニーランド・ディズニーシー「チケット(パスポート)の値上げとパークの歴史」

と、いうことで、以下では、主に、大型アトラクションの新規・リニューアルオープンをピックアップしつつ、チケット値上の年に東京ディズニーランド・ディズニーシーでどのようなことがあったのかを、簡単に振り返っていきます。

チケット値上の傍ら、東京ディズニーリゾートがどんどんグレードアップしていった歴史がわかりますよ。

※以下、年内の出来事は順不同です※

1987年

  • 値上げなど:パークチケット最初の値上げ(+300円)
  • 主な出来事:
    東京ディズニーランド「キャプテンEO」オープン ※1996年クローズ

    東京ディズニーランド「ビッグサンダーマウンテン」オープン
ビッグサンダーマウンテン
1988年

  • 値上げなど:年間パスポート導入
  • 主な出来事:JR舞浜駅開業
1989年

  • 値上げなど:パークチケット値上げ(+200円)
  • 主な出来事:
    消費税3%導入

    東京ディズニーランド「スターツアーズ」オープン ※2012年クローズ
1992年

  • 値上げなど:
    パークチケット値上げ(+400円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
  • 東京ディズニーランド「スプラッシュマウンテン」オープン
スプラッシュマウンテン
1996年

  • 値上げなど:
    パークチケット値上げ(+300円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
    東京ディズニーランド「トゥーンタウン」オープン
1997年

  • 値上げなど:
    パークチケット(+100円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
    消費税増税(5%)

    東京ディズニーランド「ミクロアドベンチャー!」オープン ※キャプテンEOの後身
2001年

  • 値上げなど:
    パークチケット(+300円)・年間パスポート値上げ・駐車場料金値上げ
    ※入場券・アトラクション券廃止
  • 主な出来事:
    東京ディズニーシーオープン




2006年

  • 値上げなど:
    パークチケット(+300円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
    東京ディズニーシー「タワー・オブ・テラー」 オープン
  • 東京ディズニーランド「スペース・マウンテン」リニューアルオープン※2007年
    東京ディズニーランド「カリブの海賊」リニューアルオープン※2007年
タワーオブテラー
2011年

  • 値上げなど:
    パークチケット(+400円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
    東日本大震災

    東京ディズニーランド「ミッキーのフィルハーマジック」オープン
    東京ディズニーランド「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」オープン
    東京ディズニーシー「トイ・ストーリー・マニア!」オープン※2012年
トイ・ストーリー・マニア!
2014年

  • 値上げなど:
    パークチケット(+200円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
    消費税増税(8%)

    東京ディズニーランド・プロジェクションマッピング「ワンス・アポン・ア・タイム」スタート
    東京ディズニーランド「ジャングルクルーズ:ワイルドライフエクスペディション」リニューアルオープン
2015年

  • 値上げなど:
    パークチケット(+500円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
    東京ディズニーランド「スティッチ・エンカウンター」オープン
2016年

  • 値上げなど:パークチケット(+500円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
    東京ディズニーランド・新エリア「キャンプ・ウッドチャック」オープン

    東京ディズニーランド・ディズニーシーの新エリア・大型アトラクションオープンを含む開発計画(2017年~2020年)発表
2018年

  • 値上げなど:年間パスポート値下げ
    ※「年間パスポート使用不可日」の設定がスタート
    ※東京ディズニーリゾート公式スマホアプリ登場
    ※パーク内で交通系ICカード、QUICPay、iDによる電子マネー決済を導入(一部店舗・商品を除く)
  • 主な出来事:
    東京ディズニーランド「イッツ・ア・スモールワールド」リニューアルオープン
イッツ・ア・スモールワールド
2019年

  • 値上げなど:
    パークチケット(+100円)・年間パスポート値上げ
  • 主な出来事:
    消費税増税(10%)
    東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」オープン

このように、東京ディズニーランド・ディズニーシーでは、毎年のように新しいアトラクションがグランドオープン・リニューアルオープンしています。

また、ショー、パレード、レストラン、ショップも、リニューアルしたり、クローズ・交代したりしながら、常に新しいパーク体験を提供し続けています。

そして、2016年には、次なる時代を見据えた2020年度までの大規模開発計画が発表され、数年かけて、新しいエリアやアトラクション、サービスが次々とお披露目されています。

このように、絶えず進歩・変化している東京ディズニーランド・ディズニーシーなので、ご紹介した通り、着々と値上げを重ねていても、入場者数は、開園以来、全体的には右肩上がりをキープしています(2001年以降は2パーク合算、それ以前はディズニーランドのみ)。

画像引用元:オリエンタルランド




東京ディズニーランド・ディズニーシーのチケット(パスポート)の値段、今後は?

度重なるチケットの値上げには、すでに述べましたように、消費増税分の回収や、開発計画の資金調達の目的があるようです。

加えて、特に2015年・2016年の大幅値上げには、「混雑緩和」という意図も含まれていると考えられます。

チケットが値上げされるということは、入園者にとっては紛れもなく痛手ですが、ある程度はパークの混雑緩和につながり、それが、入園者の満足度向上につながると考えられているのでしょう。

2018年の「年間パスポート使用不可日」の設定や、公式アプリ導入、2019年の「デジタルファストパス」の導入なども、入園者の満足度向上を目的とした、混雑緩和・利便性向上策と言えます。

実際に、東京ディズニーリゾートでは、2014年に「2023年までに高い満足度を伴った入園者数を恒常的に3000万人レベルとする」という目標を掲げています。

ただし、2014年以降、想定より早く「入園者3000万人レベル」は達成できているため、更なる入園者の満足度向上を目指し、予定を一部見直し・前倒しして、東京ディズニーランド・ディズニーシーの大規模開発、および、サービス施設の充実に乗り出しました。

2019年オープンの東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」

とはいえ、敷地は限られていますので、パークの面積が今後2倍3倍になるわけではなく、しかも、少子化の世の中なので、入園者数がこれからも永久にぐんぐん伸びていくことは考えにくくなっています。

ですので、東京ディズニーリゾートとしては、チケットが値上がりしても、新しいアトラクションやショーでお客さんを飽きさせず、また、できるだけ便利で快適なパーク体験をしてもらうようにサービスを改善・拡充し、1人1人の満足度を高めることで、リピーターや次世代のファンを獲得することに、より注力していくことになるのかもしれません。

また、東京ディズニーランド・ディズニーシーでは、「変動価格制」の導入も視野に入っていると言われています。

変動価格制とは、日本ではユニバーサルスタジオジャパン(USJ)が導入しているように、お盆などの連休中やクリスマスの前後などの繁忙期の入場料を高く、反対に、閑散期の入場料を安く設定するシステムで、混雑緩和に効果があると考えられています。

今後、東京ディズニーランド・ディズニーシーでも導入となるか、注目されています!

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