知ってましたか?
毎年年末に放送される紅白歌合戦でスッカリお馴染みのNHK発祥の地が、この「愛宕山」だということを。
かつては「東京放送局」と呼ばれ、この愛宕山から電波を発信していましたので、愛宕神社境内の目の前にはNHKの旧・東京放送局の社屋がありまする。
ただ、NHKは現在、渋谷に移転していますので、建物内ではNHKの歴史や番組で実際に使用されていた機具やマスコットキャラの被り物、そのほか、玉音盤など3万余数が展示される「NHK放送博物館」として利用されています。
このページでは愛宕山にある「NHK放送博物館」についてご紹介しています。
NHK放送博物館の歴史
このNHK放送博物館は、世界初の放送専門博物館として1956年(昭和31年)に開館。2016年(平成28年)に放送開始90周年の記念事業としてリニューアルオープンしています。
日本初のラジオが流れたのがNHK放送博物館の前身「東京放送局」
1925年3月22日朝9時30分、東京芝浦の東京放送局仮放送所から、日本のラジオ第一声が流れています。
アナウンサーは、JOAKを「ジェーイ、オーウ、エーイ、ケーイ」と遠くに呼びかけるように読み上げるのです。するとそのあと、初代総裁の後藤新平がラジオを通して民間へ挨拶し、このラジオ放送にてラジオの必要性のほか、文化の機会均等、家庭生活の革新、教育の社会化、経済活動の活性化などを述べています。
そして1925年7月、晴れて愛宕山で本放送が始まり、現在では愛宕山は“放送のふるさと”と呼ばれるようにまでなっています。
NHK放送博物館はどういうところ?館内では何ができる?
NHK放送博物館は世界最初の放送専門のミュージアムです。
標高約26mの愛宕山山頂に建ってい風変わりな博物館ですが、この理由は前述した通り、広域にわたり電波を飛ばす放送局が前身機関となるためでゴンす。
つまり、この愛宕山は”放送のふるさと”であり、日本における放送の発祥地でもありまする。
放送の博物館ともなれば、やはり放送の発祥地にこそ構えたいもの。ましてや世界最初の放送専門ミュージアムであればなおの事。
日本の放送が始まってから、早90余年、放送はラジオからテレビへ、さらに衛星放送、ハイビジョン、デジタル放送へと大きく進歩・発展しています。
放送博物館では、こうした放送の歴史に焦点をあてながら、様々な実物展示を用い、だれもが放送の歴史や放送器具の名前や使い方、歴史などを分かりやすく理解できるように紹介しています。まさに放送博物館。
館内では他に「番組公開ライブラリー」では約1万件の番組、「図書・史料ライブラリー」では約2万7千件の資料と約8千点の所蔵図書などを公開しています。
愛宕山8Kシアターでは最新の8K番組も視聴できまする。
NHK放送博物館の館内見どころや内部の様子
1階
1階は放送博物館では比較的新しく設けられたコーナーです。ウェルカムゾーン、放送歴史絵図などにより構成しています。
ウェルカムゾーン
放送歴史を彩ったマイクやカメラなどの放送機器が展示されています。
レトロ感満載の昔のテレビやラジオなどが見られるので、ノスタルジックな気分に浸ることができる!
放送歴史絵図
ラジオ放送開始からの放送の歴史をイラストで紹介!
タッチパネルに触れると実際の映像が映し出される!
みんなに届けミュージアムチャンネル
中継先のカメラ映像が、中継車・放送局なさまざまな経路をたどって、視聴者のもとに届けられる様子を楽しく体験できまする〜。
2階
2階では最新の8Kス-パーハイビジョン、アナウンサーやバーチャル映像を体感できます。
この他、「ドラマ」「オリンピック」「音楽」「こども番組」という4つのテーマを通じて、放送の歴史を知り、放送の技術を体験できます。
なお、8Kハイビジョンの上映のスケジュールや上映内容は都度、変更になりますので、詳細はNHK放送博物館公式サイトをご覧くだすわぁぃ♡
愛宕山8Kシアター(中2階)
200インチの大型スクリーンと22.2マルチチャンネルにより、8Kスーパーハイビジョンの魅力が体感できます。
8Kの大型ハイビジョンとなるともはや映画館。一般家庭ではなかなかお目にかかれない代物なので、大きな見どころとなりまする。
放送体験スタジオ(中2階)
ニュース、気象予報やバーチャル映像を体験できるほか、テレビ画面を構成する3原色の原理などが学べる。
これで君も明日からクラスの人気者!「博士」というニックネームで呼ばれるかも!….いやいやそれはなぃから
テーマ展示ゾーン
『テレビドラマの世界』『オリンピックの感動を伝える』『NHKと音楽』『こども番組がいっぱい』の4テーマを見て楽しむ展示です。
子供が喜びそうなコーナーなので子供連れの方は必見!
放送文化賞コーナー
3階
放送の歴史の要点をしぼって、分かりやすく説明しています。トピックコーナーや体験型展示などを交えた多様性のある展示が魅力のコーナーでゴンす。
ヒストリーゾーン
ラジオ放送開始から現在までの通史の変遷を見れまする。放送の未来を感じられる展示。
放送のはじまり(1920年〜)
- 高まるラジオ熱
- 三局鼎立時代
全国に広がるラジオ(1926年〜)
- 日本放送協会の設立
- 番組の広がりと聴取者の拡大
- 学校放送、海外放送の開始
- 2.26事件とラジオ放送
戦時下の放送(1937年〜)
- 竣工した放送の殿堂
- 戦時下の放送
- 終戦と玉音放送
占領と放送(1945年〜)
- 占領下で生まれた番組
- 放送法施行と民法の開局
テレビの登場(1953年〜)
- テレビ本放送開始
- 初期のテレビ番組
- 教育テレビの誕生
- 皇太子ご結婚とテレビの普及
テレビ時代の本格化(1964年〜)
- 世界的イベントとテレビ放送
- お茶の間を彩ったテレビ番組/li>
- 同時中継で伝えたニュース
多様化するテレビ番組(1974年〜)
- ENGと家庭用VTRの登場
- 大型企画番組の開花
- 多様化する番組
- 「おしん」ブームは世界へ
多チャンネル時代の到来(1989年〜)
- 衛星放送の普及と多チャンネル化
- 変動する社会とテレビ
- 阪神・淡路大震災と災害報道
トピックコーナー
テレビの実験時代
- テレビ研究のはじまり
- 戦前のテレビ実験
- テレビ実用化
カラーテレビとVTR
- カラーテレビの開発
- VTRの登場
衛星放送とハイビジョン
- 衛星放送の開始
- ハイビジョンの開発
4階
4階は過去と現在の放送の歴史を、番組公開ライブラリーや図書・史料ライブラリーを通じて学習することができまする。
これだけの点数の資料を所蔵し、さらに一般公開しているところは日本広しといえど、おそらく当館だけではないでしょうか。放送業界志望者は方は必見!
番組公開ライブラリー
NHKが放送した1万本を超える番組を視聴していただけまする。
図書・史料ライブラリー
放送に関する図書や放送文化研究所の刊行物などが閲覧できまする。
※図書の閲覧には所定のルールがあります。詳細は下記、NHK放送博物館の公式サイトをご覧ください。
メディア・ラボ
メディア・ラボでは講義やイベントなどが行われる場所です。時折、NHK関係の方が登壇した催し物があるので気になる方は公式ホームページを‥‥要チェックやでぇぃ!….彦一?ここでまさかのスラムダンクきたか
NHK放送博物館の料金・営業時間・定休日など
- 入館料金:無料
- 営業時間(開館時間):9:00〜16:30(現在は10時〜16時まで)
- 休館日(定休日):原則として月曜日(祝日除く)、年末年始
NHK放送博物館の場所(地図)
NHK放送博物館までの交通アクセス
地下鉄
日比谷線 神谷町駅下車(3番出口) 徒歩8分
銀座線 虎ノ門駅下車(1番出口) 徒歩13分
都営三田線 御成門駅下車(A5出口) 徒歩10分
JR
新橋駅下車(烏森口) 徒歩20分
バス
慈恵会医大前下車(東急バス・東京駅丸の内南口~等々力間)
虎ノ門三丁目下車(都バス・新橋駅北口~渋谷駅間)
神谷町下車(都バス・新橋駅~目黒駅前)
愛宕一丁目下車(港区コミュニティバスちぃばす・田町駅東口~新橋駅)
愛宕一丁目下車(港区コミュニティバスちぃばす・みなとパーク芝浦~新橋駅)
車(タクシー)
愛宕下通り「東急REIホテル」横の参道を上がる(愛宕山山頂まで車で上がって来られます)
NHK放送博物館の駐車場(料金は無料)
- 一般車:数台(指で数えるほど)
- バス:大型バス3台分の駐車スペースあり
※ NHK 放送博物館に来館される方のみ利用可能!
※大型バスで来館される団体や障害者用車両については来館2か月前から電話予約可能!
ところで‥‥「NHK」って伸ばしていうとなんて言うの?(NHKの正式名称)
NHKって伸ばして日本語で言うとなんて言うのかご存知ぅぃ?『日本放送協会(にっぽんほうそうきょうかい)』と言います!キゃキゃキゃキゃ
NHK放送博物館周辺の観光・見どころ
芝公園
港区役所周辺には公園が点在していますが、この公園を芝公園と言います。芝公園は往時の増上寺境内地に造成された公園であり、現在では空き地を公園として活用している背景もあり、点在する形になっています。
そういう意味合いでは少し異質の公園です。
増上寺から愛宕神社へ向かう最中にも通ると思いますので、休憩がてらに立ち寄ってみてくだすわぁぃ♡
増上寺
増上寺はこの芝の地ではもっとも知られた寺院です。
歴代将軍のお墓があることから、全国的にも知られた寺院です。
太平洋戦争前までは、境内に歴代将軍の霊廟があったのですが、現在は増上寺境内の一画に移され、ヒッソリそりそり髭剃りなほどにヒッソリとお祀りされています。
増上寺の塔頭(子院)
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芝神明(芝大神宮)
地下鉄大門駅を上がって来たところに位置する古社です。
江戸の「だらだら祭り」と言えば、古今東西知られた芝神明の一大行事です。
現在では「芝大神宮」と呼ばれていますが、創建は平安時代と古く、古来、変わらずに地元民を中心に篤い崇敬が寄せられています。
東京タワー
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東京タワーを守護する神社
芝東照宮
芝・愛宕神社(NHK放送博物館向かいの神社)
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